ハズレの場合

今回の話は、以下の話の続きである。
 1.https://slot-hal9000.muragon.com/entry/24.html
 2.https://slot-hal9000.muragon.com/entry/26.html
 3.https://slot-hal9000.muragon.com/entry/27.html
 4.https://slot-hal9000.muragon.com/entry/29.html
この記事に戻ってくる為のリンクを用意する程、吾廃(わがはい)は親切では無い



いきなり話の続きである。


ボタンの確率比が、1 : 2 : 3 だとする。
そして、この場合素直に考えたら、3を選ぶが一番利口である。


しかし、それでも当選しない場合もあるわけだ。
その場合、次はどのボタンを選ぶべきだろうか。
これは、同様の計算をしてみれば良いだけである。


今回は、右ボタン非当選の確率を求める。


各条件を仮定しての当選確率を計算する。
 左ボタンが正解で、右ボタン非当選 : 0.75P
 中ボタンが正解で、右ボタン非当選 : 0.75P
 右ボタンが正解で、右ボタン非当選 : 0.5P


これをもとに、右ボタン非当選の確率を求める。


  0.75P + 0.75P + 0.5P


ベイズ更新の式は、以下の様になる。


 左ボタンが正解 : P' = 0.75P / (0.75P + 0.75P + 0.5P)
 中ボタンが正解 : P' = 0.75P / (0.75P + 0.75P + 0.5P)
 右ボタンが正解 : P' = 0.5P / (0.75P + 0.75P + 0.5P)


今回も、以下の関係を用いて確率比に置き換える。


 Q左 = kP左
 Q中 = kP中
 Q右 = kP右


以前と同様の計算となるので、過程は省略するが、以下の様になる。


 左ボタンが正解 : P' = 0.75Q / (0.75Q + 0.75Q + 0.5Q)
 中ボタンが正解 : P' = 0.75Q / (0.75Q + 0.75Q + 0.5Q)
 右ボタンが正解 : P' = 0.5Q / (0.75Q + 0.75Q + 0.5Q)


ここで、次回の確率比を以下の様に定めるのが良さそうである。


 k' = (0.75Q + 0.75Q + 0.5Q) / 0.75Q
 Q' = k'×P'
 Q' = k'×P'
 Q' = k'×P'


すると、確率比の遷移が以下の様になる。
計算方法は前と同じだ。


 Q' = Q
 Q' = Q
 Q' = (2/3)Q


以上の事から、確率比は 1 : 2 : 3 から、1 : 2 : 2 に変化するという事だ。
つまり、次回の選択は中ボタンでも右ボタンでもどちらでも良い、という事だ。


今回は、ここまでにしよう。





           


・・・本日も、生存!!

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